食物アレルギー


食物アレルギーとはご存知ですか?

命に関わるとても重大な事です‼

 

理解出来ない人から見れば・・・

『迷惑』と感じてしまう人が現実的にいる事が残念です・・・。

でも、当事者から見ると・・・

命に関わります。

 

例えば・・・

人工呼吸器が必要な人のように、酸素がきちんと供給出来ないというように、身体に必要な物が得られないと命に関わります・・・。

 

透析が必要な人のように、毒素の排出が出来なくても、命に関わります・・・。

 

食物アレルギーのように、身体が異物として認識している物が体内に入ってしまった時も、命に関わります。

 

一般的には身体に影響が無くても・・・

その人の身体にとっては異物として認識されてしまっているのです。

 

それだけ重要な事なので・・・

今の時代は、学校給食でもアレルギー対応食が常識としてあります。

 

でも・・・

子供には罪はありません。


アレルギー疾患対策基本法

アレルギーの法律があるとはご存知でしょうか?

平成26年6月20日に成立した法律です。

 

アレルギー疾患対策基本法

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=426AC1000000098

 

アレルギー疾患対策基本方針

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000191879.pdf

 

アレルギーポタール

https://allergyportal.jp

 

アレルギー疾患対策基本法の施行について 

(日本医師会)

http://www.toyama.med.or.jp/wp/wp-content/uploads/2015/12/27chi3_184.pdf

 

アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/5159/00000000/betten1.pdf

 

「アレルギー疾患対策 総合的な推進を」(視点・論点)

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/261063.html


学校での対応

厚生労働省

厚生労働科学研究班による

食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2017

https://www.foodallergy.jp/wp-content/themes/foodallergy/pdf/nutritionalmanual2017.pdf

 

第2回アレルギー疾患対策推進協議会

(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000112469.pdf

 

保育所におけるアレルギー対応ガイドライン

(2019 年改訂版)

https://www.mhlw.go.jp/content/000511242.pdf

 

 

平成 30 年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(厚生労働科学特別研究事業)

アレルギー疾患に対する保健指導マニュアル開発のための研究による

「小児のアレルギー疾患 保健指導の手引き」

https://allergyportal.jp/wp/wp-content/themes/allergyportal/assets/pdf/tebiki-1_1.pdf

 

 

文部科学省

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1355536.htm

 

日本学校保健会

『学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン』

https://www.gakkohoken.jp/books/archives/51

 

宮城県

https://www.pref.miyagi.jp/site/kyouiku/kyuutop-arerugitaiou.html

 

仙台市

http://www.city.sendai.jp/kyushokune/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/kyushoku/kyushoku/allergy.html

 

名取市

https://www.city.natori.miyagi.jp/soshiki/kyouiku/gakkou/node_53656/node_13228

 

環境再生保全機構

https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/archives_24514.pdf

 

 アナフィラキシーから子どもを守ろう

教職員・保育士の皆さま

https://allergy72.jp/teacher/guideline.html

 

中にはこの様に全ての給食がアレルギー対応で、周りのお友達と同じ給食が安心して食べられます。

『給食でアレルギー源やめます 栄養価も費用も一緒 大阪』

https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASM7S33SZM7SPTIL003.html


自宅や学校以外での対応

【飛行機】

機内食にもアレルギー食があります。

JAL

https://www.jal.co.jp/inter/service/meal/special/menu/allergen/

 

ANA

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/share/assist/support/allergy.html

 

 

【宿泊施設】

旅館ホテルにおける食物アレルギーへの対応

(消費者庁)

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/other/review_meeting_004/pdf/syokuhin1297.pdf

 

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会

『旅館ホテルにおける食物アレルギーのお客様対応マニュアル』

http://www.yadonet.ne.jp/info/member/manual6/book.html

 

宿泊先のご紹介

http://tsuji-a.com/old/travel/stay.html

 

 

【旅行】

食物アレルギー対応ツアー

http://tsuji-a.com/old/travel/tour.html

 

 

【飲食店】

外食等におけるアレルゲン情報の提供の在り方検討会中間報告

(内閣府)

https://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/doc/190426_sankou3.pdf

 

外食等におけるアレルゲン情報推進検討会

『外食・中食におけるアレルゲン情報の提供に向けた手引き』

http://anan-zaidan.or.jp/news/alergen.pdf

 

外食時の食物アレルギーを防ぐために飲食店がすべき対策とは?

https://www.inshokuten.com/foodist/article/1157/

 

食品アレルギーの表示義務と表示方法|飲食店での適切な対処を学ぼう

https://www.abc-tenpo.com/contents/featured/27657.html

 

 

当事者としては・・・

家族の声として連載されています。

http://www.hoteresonline.com/articles/5546


昔とは違う!!

「そんなの昔は無かった!」

と言う方もいるかも知れませんが・・・

そうなのです!

ごもっともです!!

 

でも・・・

今は食を提供する立場では、食物アレルギーを知らない方が恥ずかしいほどに、常識化しています。

 

それだけ、食べ物の質が変わってしまい、70年前には存在しなかった食べ物ばかりになっています。

食品の裏を見ると、台所には置いてない科学的に作られたカタカナの原材料がいっぱいです

科学的な物を食べて来た私達の年代から生まれたお子さんの年代は、昔よりもとてもアレルギーが増えました。

 

身体は食べ物から作られています。

そして、その他にも様々なアレルギーの原因となる物が増えてしまいました。

 

でも・・・

子供には罪はありません。


それだけ重大?

食物アレルギーについて分からないと・・・

じんましん程度に考えている方も未だに多いのですが・・・

皮膚症状だけではないから重要なのです。

 

『アナフィラキシーショック』

になると呼吸が出来なくなり、命に関わります。

想像出来ないかも知れませんが・・・

喉が腫れて気道が閉塞されたり、

顔が腫れたりして・・・

脳に酸素が届かなくなるとチアノーゼになったりと

全身症状が出て意識を失ったりします。

 

数年前は、名取市内の幼稚園でもお泊まり会で事故があり、全国ニュースになりました。

 

学校や幼稚園の先生は、

「担当の人がいるから・・・」

と他人事の先生も多いと知りました・・・。

 

でも・・・

現実的には、

飲食店でも、食事を提供する側の人が、食物アレルギーに対しての知識がない方が大半です・・・。

 

その為に・・・

食物アレルギーの人は、飲食店で食事をする事を断られてしまう方もいます・・・。

 

これは、罪のない子供達にとっては、明らかな差別ではないでしょうか?

重度の方には対応出来ないとしても・・・

軽度の方には気持ちとほんの少しの知識さえあれば誰でも協力する事は可能です。

 

子供には罪はありません。


子供食堂では?

そして、残念ながら・・・

子供食堂でも・・・

目的は子供なのに・・・

子供食堂の目的から逸れて、

食物アレルギーの子供を排除してしまっている所もあります。

 

本当に・・・

とても、悲しい事ですね・・・。

 

みなさんのお子さんが、食べる物によって命が関わっていたら、どうでしょうか?

アナフィラキシーショックが起きたら・・・

これは、介護食や治療食よりも重大な事です。

 だからこそ、みなさまのご理解とご協力が必要であって、

そのようなお子さんにも笑顔をプレゼントして頂きたいのです。

 

体内に入れる物は、薬であっても食事であっても、責任が必要ですね。

それが理解出来ないと・・・

食物アレルギーのお子さんを持つお母さんの苦労や気持ちも、どれだけ苦労しているかが理解出来ていないと思います・・・。

 

でも・・・

子供には罪はありません。


思いやりの教育に!

それと同時に、

子供達に病気に対しての教育や、思いやりや協力をするという教育が出来るチャンスが無くなってしまいます・・・。

 

食物アレルギーも外見は周りの子供達と何も変わらずに目に見えません。

学校の道徳の教科書にヘルプマークが載っているのに・・・

矛盾した教育になってしまいます・・・。

 

高齢者であれば・・・

咀嚼力や嚥下力の低下に合わせた介護食の提供。

 

食物アレルギーも対応出来る食事があってもおかしくないですよね!!

 

そして・・・

以下は喘息の例ですが、この様な事ではないでしょうか?

 ↓

修学旅行の夜、枕投げをすることに 喘息持ちの子が「私は部屋出るね」というと

https://news.merumo.ne.jp/article/genre/6728750

 

ヘルプマークについては → コチラ

 


治療食とは?

病気であれば・・・

それぞれの病気に対した治療食の提供があります。

 

【普通食】(常食)

【咀嚼に対応した軟食】

【消化食】(消化器疾患に対応した食事)

【嚥下食】

があり、

嚥下訓練食、さらに流動食。

とあります。

 

特別食は・・・

減塩食

貧血食

糖尿病食

肝臓病食

痛風食

高脂血症食

潰瘍食

低残査食

透析食

胃切食

一部検査食

などの治療食があります。

 

子供の為というのが目的の子供食堂で、アレルギー対応食が出来ないという事は、

医療機関や介護施設でこのような対応食をお断りされるという事になります。

 

もし例えば・・・

ご自分のご両親が、医療機関や介護施設で治療食や介護食を対応してもらえないとしたら・・・

どうでしょうか?

 

そして・・・

食物アレルギーは命に関わります。

安易に『怖い』という言葉を使う人もいますが・・・

これも当事者にとっては、明らかな差別です・・・

 

でも・・・

本当に・・・

子供には罪はありません!!


学びが大切!

しつこいようですが・・・

子供達には何の罪もありません。

周りのお友達と同じように、同じ物を食べれるのがベストです。

全く同じ事は無理だとしても・・・

周りのお友達が何かを食べている時は、同じように何かが食べたいのです。

 

怖いのであれば、ぜひ大人が怖くないように学んで頂きたいと思います。

どうすればいいのかが分かれば、安心すると同時に、そのようなお母さんの苦労を知る事が出来ます

 

まずは、食事を提供する側の立場であれば・・・

このような事を学ぶ事が優先ではないでしょうか

 

飲食店の方々に、食物アレルギーについて学んで頂きたいと思います

 

そして・・・

親の立場の方々が理解して・・・

様々な病気や障害があり、周りの配慮が必要なお子さんがいるという現実の事を、子供達に伝えて行かなければなりません

 

私が子供の頃は、病気や障害を持っている同級生は隠された感じで、そして入所している人はいないと同じような扱いになってしまっていました。

そうすると、どう接したらいいのかが学べません。

腫れ物に触るような感覚の人もいます。

目を背けるのではなくて「一緒に〇〇が出来る」と伝える事を通して教えて頂きたいです。

どうやったら寄り添えるのかを、その様なお子さんを交えて考えて頂きたいです。

きっと・・・お子さんから学ぶ事が大きいと思います。

排除ではなくて、受け入れる事で大きな未来が開けるかも知れません。

 

もしかしたら・・・

正しく教えないと、食物アレルギーや化学物質過敏症までも、病気は全て「うつる」という間違えた認識を持つ子供もいます。

病気や障害は、当事者側も周りの人も上手くお付き合いして共生出来る社会が大切です。

 

それが無いと、ご自分やご家族が病気や障害を抱えてしまった時に・・・、自己受容が出来なくなってしまうと感じます・・・

 

それは、化学物質過敏症でも同じ事が言えます。


災害と食物アレルギー

災害の時こそ、食料がない時です。

自己責任・自己防衛の時代です。

どんな人であっても、3日分の食料の備蓄は常識の時代です。

そして、このような食に対する障害のある方は、一週間分の備蓄は常識です。

避難所に来るのは、家があれば備蓄の食料を持参するのが普通です。

 

それすらも無いという方は、病識が薄いのかも知れません。

支援は依存ではありません。

努力に対して足りない分だけを支援という形になります。

 

食物アレルギー対応食品は、要避難者とその被害状況により依頼しますが、5日~一週間程度は考えて頂きたいです。

(当然ですが、要避難者の中に食物アレルギーの対応食品を必要とする方がいない場合は依頼しません。)

 

ですが・・・

どんなに努力して備蓄をしていたとしても、

津波や水害や土砂崩れなどで

ご自宅が無くなってしまう方もいますので、

もし、そのような方がいた場合は・・・

又は、避難生活が長期になる場合は・・・

自助努力で本人が頑張っても足りない分は、ぜひ食物アレルギーの方々へのご理解とご協力をお願いしたいと思います。

 

このような方々は、自助努力として1週間ぐらいの食料の確保は当然のようにしています。

台風19号では、丸森町の食物アレルギーをお子さんを持つ知人に連絡をしたら、台風が来る事や規模が大きく被害が甚大な事も知っていたので、もちろんきちんと事前に準備していました。

そして、家も無事だったので、支援の必要はありませんでした。

 

但し、中には家が無くなってしまったなどで、避難所にいる方もいるかも知れません。

でも、言い出せずに諦めているかも知れません。

目の前に食べ物があるのに食べられない子供さんはいませんか?

避難所の方は情報収集をして頂きたいと思います。


化学物質過敏症の方も・・・

そして・・・

食物アレルギーとは別ですが、化学物質過敏症の人の中には、食物アレルギーではないけど、食べ物に反応する方もいます。

食べ物に使われる・・・

農薬(殺虫剤や除草剤)、肥料、添加物、薬品、そして、化学物質が使われていない自然栽培であっても、素材その物に反応する方もいます。

でも・・・

どんな人であっても・・・

どんな事であっても・・・

子供には罪はありません!!