啓発活動


ぴゅあいパンフレット → こちら

 

化学物質過敏症の方は、消毒薬に反応してしまう方が多くいます。

消毒薬によって体調が悪くなってしまいます。

 

そして、現在は健康な方も免疫力が低下してしまったり、喘息やCOPDの原因になってしまう可能性もありますので、適正利用が大切です。

身体に安全・安心な良質の素材の物を最低限で使用しましょう。

 

※詳細はこちらをご覧ください。

 


化学物質過敏症の捉え方

化学物質過敏症は被害者ではありません。

化学物質は単なる引き金となっただけです。

 

当団体は患者団体です。

啓発活動と患者支援活動をしています。

 

私達のスタンスについては → こちら

 

【利他の精神】

を大切にできる方とつながって、

治すことを目指して、

共生を目指して、

自立を目指して、

連携を構築して、

健康と環境を大切に、

前向きに活動をしています。

 

※デモ・反対運動・署名などは一切しておりません。

 

 


河北新報に掲載

2022年2月7日(月)朝刊


国のポスター

(消費者庁・文部科学省・厚生労働省・経済産業省・環境省作成)
「その香り困っている人がいるかも?」(PDF:1,097KB)

クリックして拡大

  ↓


国会

令和4年2月28日
第208回国会 参議院予算委員会
杉久武議員が「香害」について取り上げてくださって、岸田総理が答弁をしてくださいました。

●後藤厚労大臣
●消費者庁次長
●岸田総理大臣
・周囲への配慮が必要。
・必要な研究を進めなければならない。
・公的な場や様々な場において、香りの配慮の周知が必要。
と答弁をしてくださいました。

<YouTube>
(25:02~30:25(約5分間) )
https://m.youtube.com/watch?v=rulCHcXkDNo&feature=share&fbclid=IwAR1YW8pV32L-VZhvdxqdIPg_NBwc0c9qB1JE3DgIxJq7r9DLOVKUOnA1O1o

 

<議事録>

岸田総理の答弁
No.348〜353まで。
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120815261X00420220228&current=1

岸田総理大臣の答弁
https://kokkai.ndl.go.jp/txt/120815261X00420220228/353

 

 


周囲の無理解

化学物質過敏症は2009年に厚生労働省で病名登録されたばかりの病気です。

推定患者数は700万人を超えていると言われています。

専門医が全国で数名しかいない為に、受診・診断を受けていない方もいるために、

正確な患者数は専門医でも分からない状況です。

難病指定も受けていない為に、国や自治体でも把握出来ない状況です。

 

「人口の約 7.5%がいわゆる化学物質過敏症対象者であるとする大規模な疫学調査が近年報告されている 。

ノースカロライナ大学のMeggs WJ らの

米国における調査 によれば、

アレルギー患者は本邦とほぼ同様人口の約 35%

いわゆる化学物質過敏症は約 14%

と報告している。」
(平成 27 年度環境中の微量な化学物質による 健康影響に関する調査研究業務 報告書より)

 

色々な数字が出て来ていますが、

社会全体でまだまだ知られていません。

医師、行政、学校、職場など認知度がとても低いために、

周囲に理解してもらえない苦しみは、病気の苦しみ以上につらいものです。

 

知られていないだけではなくて、

この様な理由で、なかなか理解をしてもらえません。

●医師が分からない。

病気の原因やメカニズムが解明されていない。

●一般の医療機関の検査では異常が出ない。

 (血液検査、尿検査、心電図、X線、CT、MRIなど)

 →健康診断では寝たきりの状態で苦しんでいるのに、

 「優秀」

 「現在の状態を維持しましょう」

 という結果が出て来てしまいます。

●あまりにも普通に使っている物ばかりなので想像がつかない。

●アレルギーと誤解される。

●この病気の経験がないので分からない。(香りで体調が悪くなる?)

●誰もが経験のある症状が多いので、病気と信じてもらえない。

●個人差が大きいので、人によって全く違う。(診断基準

 

 

でも、現在ではやっと・・・

日本医師会がシックハウスだけでなく、

香害について発信をしてくださいました。

『日医ニュース』508号(平成30年10月5日発行)

 

この日本医師会発行の『日医ニュース』というのは、医療機関に貼り出される物です。

 

化学物質過敏症ついても発信しています。

『日医ニュース』550号(令和4年1月5日発行)

 

宮城県医師会でも発信してくださっています。(2018年10月28日)

 

日本医師会ホームページ

全国民医連

月間保団連 2022年3月号・No.1366号に掲載

 

医療従事者の理解が進まなければ、専門医の減少と高齢化で診断を受けられなくなってしまいます。

やっとここまで進んで来ました。

 

 

理解してもらえないだけでなく、

「気のせい」「たれか者」「やる気がない」

「変わり者」「神経質」「頭がおかしい」

という事を言われてしまいます。

また、嫌がらせやいじめ、不登校、虐待などにつながってしまいます。

 

子供の世界だけではありません。

大人でも、職場や友人関係、PTAなどの地域、

などでもこの様な事があり、排除されてしまう事もあります。

そして、そのような場合は自死になってしまう事も少なくありません。

 

中には、医療機関を受診しても医師が分からないために誤診で

精神疾患の診断を受けてしまう方もいて、

専門医の診断も受けずに、必要のない薬を飲んで悪化している方もいます。

 

初めの方はうつ症状が出る方もよくいるようですが・・・

本当に精神疾患なのか誤診なのかは、専門医でないと分かりません。

勝手な自己診断だけは止めましょう。

 

また、他科受診も専門医に相談をしながらでないといけません。

化学物質過敏症による症状は薬では治まらない場合もあります。

薬に頼らない方法を選んでいきたいですね。

 

 


他人事ではない。明日は我が身かも?

化学物質過敏症を発症すると、多くの方は学業や就労が出来なくなってしまい、

社会生活が出来なくなってしまいます。

就労人口が低下して、障害者が増えてしまいます。

診断までに年数を要してドクターショッピングをしてしまうと、

ムダな医療費を使ってしまいます。

 

そのために、化学物質過敏症という病気があるという事を

1人でも多くの方に正しく知って頂く事がとても重要です。

 

そして、当事者の問題ではなくて、

いつ誰もが発症してしまう可能性があるということです。

ある日突然・・・発症してしまう為に、他人事ではいられません。

全ての人が明日は我が身です。

誰もが・・・

ある日突然、学校や仕事に行けなくなってしまう可能性があります。

 

なので、化学物質過敏症について発信する事は、公益性があることです。

そして、発症者がいる場合は、理解をして社会全体で受け入れる必要があります。

 

その為には、社会全体で理解をして社会全体で支えて行く必要があります。

 

あなたに今出来ることは・・・?

それぞれの立場によって出来ることが違います。

それぞれの立場で出来ることを1つ1つ始めてみましょう。

 


「出来ない」は「出来る」に変えられる!

学校や職場に行く事が困難だとしても、

対応をして頂く事によって可能になる方もいます。

どの様な対応によってどのように壁を乗り越える事が出来るか?

これは発症者によって違います。

 

でも、当事者の立場で発信するばかりではいけません。

なぜなら・・・

私たちは一般の方が気づいていないことに気付いていて、

一般の方が経験していないことを経験しています。

そして、時代の先を進み過ぎたことを言っていたり、

やっています。

なので・・・

短絡的に「頭がおかしい」と言われてしまいます。

 

そのために、社会全体での理解・発信・協力が必要になります。

その第一歩として、行政からの発信は必要不可欠です。

行政の立場で、化学物質過敏症という病気が本当にあるという事を

1つでも多くの自治体での発信をして頂きたいと願っています。

 

私達は、宮城県内で、住みやすい街を作るために、

行政への働きかけをして、理解を求めています。

そして、社会全体での連携が必要なので、

様々な所と繋がっています。

 

化学物質過敏症は、発症してしまうと普通には生活が出来なくなってしまい、

生活に様々な支障が出てしまいます。

でも、諦めたら人生が前に進みません。

 

1つ1つではありますが・・・

「出来ない」を「出来る」にする。

「不可能」を「可能」にする。

前例が無ければ前例を作ればいいのです。

そのために、どんな事に苦しんでいて、どんな事をして欲しい。

という事を行政に声を届ける事が大切です。

少しでもADL(日常生活動作)を広げて

QOL(生活の質)を上げて行ける

ようにしたいと思います。

 

私達の願いは・・・

「当たり前に出来る事を当たり前にしたい」

と願っています。

(例えば、「安心して呼吸がしたい」など。)

 

私達は、とても小さな団体ですが、多くの方々にご協力を頂いて、

その時に出来る事を精一杯に頑張っています。

おかげさまでみなさまに感謝しながら前向きに進んでいます。

 

そして、今では

化学物質過敏症になったことによって

多くの経験と学び

多くの方との出会い

が生まれました。

 

この病気に感謝しています。

 

 

行政への働きかけ

各自治体の対応

 

 

私達に共感してご一緒に活動をしたい方は、一般の方でも会員になることが出来ます。

会員制度 → こちら