化学物質過敏症は、全ての方面での理解がありませんでした。
「名取市は理解があっていいよね」
といつも言われますが全く違います。
当団体代表の佐々木の場合は、悪化した2013年に相談した時は・・・
「個人の健康よりも企業の利益が優先なので対応は出来ません。」
と名取市役所のクリーン対策課から言われて・・・
生きることを諦めようとしてしまいました。
でも、津波で亡くなった方から、
止めて頂いたような感じでした。
生きたくても生きられない命もある中で・・・
命を失うことのない病気で自ら命を失う事必要はありません。
「理解がないからこそ、理解を求めて活動を始めたい!」
と寝たきりの状態の時にベッドの中で何度も涙を流して、
何ヶ月も襲われた全身の痛みに苦しみました。
行政からは、「前例がない」という理由で断られる事が多いです。
「0から1にする事」は大変ですが、1から増やす事は出来ます。
私達は先例を作る事しか出来ないのかも知れません。
でも、自治体によって全く違います。
首長さんや議員さんも違います。
地域性などもあります。
それぞれの求め方・伝え方などはありますが、諦めないで頂きたいです。
仙台市ではとても理解があり、対応もとても良くて素晴らしいです。
名取市では対応が開始された今でも、全ての職員に理解があるわけではありません。
化学物質過敏症で建材に反応するのに・・・
対応を求めても受け入れてもらえなくて・・・
工事中の建物に入らされて体調が悪くなってしまい・・・
何ヶ月も寝込んでしまった事もあります。
障害者差別にあたるような発言や対応があり課長さんと話し合いをしたり、
ユニバーサルマナーについて議会で取り上げて頂いたりしてくださいました。
ヘルプマークのポスター掲示を依頼すると「外観が損ねる」と
言われてお断りをされてしまう事もあります。
県が発行しているポスターでも、残念ながら名取市ではこれが現実です。
色々な自治体に行きますが、名取市は特別のようです。
身体障害者は障害ということが分かりますが、
「目に見えない障害」(見た目では分からない障害)
に関しては、病気への理解というのはとても難しいですが・・・
少しずつですが、コツコツと理解を求めることが大切です。
宮城県内で行う様々な事例を、ぜひ全国の方々にご理解を頂いて、
全国に広めて頂きたいと願っています。
内閣府の障害者差別解消法についてです。
JRの対応です。
化学物質過敏症という病気をお伝えすると、席の移動などの対応をしてくださいます。
状況によっては、介助士による車椅子などの対応をしてくださいます。