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2009年10月に病名登録されたばかりの病気です。
別名「震災病」として被災地で急増しています。
専門医の宮田幹夫医師によると、患者数は日本に推定患者数700万人を超えていると言われています。
内山巌雄京都大学名誉教授らにより、日本では人口の約7.5%がいわゆる化学物質過敏症対象者であるとする疫学調査が2012年に報告されています。
(Azuma K et al.: Prevalence and characteristics of chemical intolerance: a Japanese population-based study. Arch Environ Occup Health 2014; [Epub ahead of print] )
これは、2000年の調査では70~100万人と言われていましたが、それだけ急増しています。
いつ誰が発症してもおかしくない「環境病」です。
化学物質の恩恵を受けて生活をしていますので、全ての化学物質が良くないわけではありません。
しかし現代では、衣食住の全てにおいて有害な化学物質がとても増えてしまっているのが現状です。
化学物質が溢れている日本ですので・・・
いつ誰がなってもおかしくない病気です。
発症されたみなさまは、「まさか自分がこの様な病気になるなんて・・・」と話されています。
現在は発症していない方も他人事ではありません。
発症してしまうと、一般の人ではにおいを感じないレベルの極微量の化学物質によって中毒様の症状が出て体調不良になってしまいますが、多くの方はにおいに反応して体調が悪くなってしまいます。
神経系・免疫系・ホルモン系に異常が出る病気で、精神的に症状が出てしまう方も多くいます。
化学物質過敏症は、個人差がとても大き過ぎる病気です。
そのために、病気の解明が出来ていない状況です。
●原因物質(発症の引き金となるもの)
●症状
●反応する物
●過敏度
●重症度
●良くなる為のもの
●良くなるための期間
これらが全員が違います。
同じ人でも、その時期やその時の体調によっても全く違います。
花粉症や食物アレルギーのように、何の物質に反応するかは人それぞれ反応する物が違います。
例)
〇消毒薬に反応する方は、消毒薬のにおいで医療機関に入れなくなります。
しかし、反応しない方は医療機関に入れます。
〇薬に反応する方は、薬によって体調が悪くなってしまう為に薬が使えません。
しかし、反応しない方は薬によって症状を抑える事なども出来ます。
〇食べ物に反応する方は、食べられる食材が限られてしまいます。
例)農薬に反応する方は、ほんの少しの残留農薬で意識を失ってしまう方もいます。
(食物アレルギーの検査で陰性なのに、食べ物で体調不良になってしまう方もいます。)
しかし、反応しない方は多くの食べ物が食べられます。
大量の化学物質に曝露されたか、極微量であっても長期間化学物質に曝されると発症してしまいます。
花粉症と同じように、その方のコップ(許容量)から化学物質が溢れると発症すると言われています。
例)
大量の化学物質
→ 地下鉄サリン事件、シックハウス、中毒、農薬散布など。
極微量の化学物質
→ 日常使用している合成洗剤や柔軟剤、排気ガス、タバコ(受動喫煙)など。
柔軟剤が好きで使っているうちに、
ある日突然発症してしまう方もいます。
身の回りに化学物質が溢れているこの時代は・・・
いつ誰が発症してもおかしくない病気です。
だからこそ・・・
発症しないように1人1人が予防をして頂きたいと思います。
ある日突然・・・
においに対して体調が悪くなってしまったち、においがしない化学物質でも何らかの症状が出て発症してしまいます。
そして、次々と違う種類の化学物質に反応してしまい、学校や仕事、日常生活まで支障が出てしまい、外出が出来なくなってしまいます。
生活も仕事(学業)も夢も希望も全てが崩壊されて失われてしまう人もいます。
災害時は災害弱者となってしまいます。
行政が準備してくれる避難所に行けなくなってしまいます。
また、一般の支援物資も食べられない・使えない・・・という方も多くいます。
(災害時については、コチラをご覧ください。「化学物質過敏症と災害」)
発症すると、どうしようもない苦しみに襲われています。
この病気は自助だけではどうしようもない病気であり、共助や公助が必要です。
社会全体で対応をして行かなければならない社会問題です。
多くの方々がご協力や配慮をして頂く事によって、患者さんが過ごしやすい社会を作るだけではなく、発症者を増やさないこと、安全で安心した子育てが出来ること、自然環境を守って行くことにつながって行きます。
1人でも多くの方に化学物質過敏症という病気を知って頂きたいと願っています。
そして、化学物質過敏症の人にとって良い環境や良い事は、全ての人にとって良いことです。
安全で安心した子育てをして行くためにも、化学物質過敏症について知って頂きたいです。
こちらもご覧ください。
(CS支援センター)
そして、数年前に
数年前に知っておきたい 働くときのルールについて
●ダイアモンドオンライン
【香害ウォッチ】
岡田 幹治
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